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第8回・和の創作人形 倉敷ひいな展に参加いたします。

2014年2月22日(土)から3月2日(日)まで、
岡山は倉敷で行われる「第8回・和の創作人形 倉敷ひいな展」に参加いたします。
倉敷美観地区内ギャラリー十露本館
平日11:00〜16:00
土日10:30〜17:00
http://hiina2007.web.fc2.com
総勢40名近くの参加作家さんがいらっしゃいます。

荷物を出す際、雪の影響で、何日もかかるかもと言われショック!
初日には間に合わないかもと心配しましたが、
追跡したら、今日のお昼には無事着いたようで、一安心しました。
今回は小さなブースを希望したのですが、家で試しに並べてみるとぎっしり。
飾り付けしてくださった方にはご迷惑かけたかもしれません。
色々感謝しつつ、お手数おかけいまします。

出品作は新作2点、何回か登場の「こけし3姉妹弟」です。
あまりにきつい場合は、「こけし3姉妹弟」はお休みいたします。
正直、見た目は全て「和」ではないかもしれませんが、
素材やテーマに私なりの「和」を盛り込みました。
今回の展示の隠しテーマは自分流「遠野物語」。

ずっとモチーフとして作っている林檎頭の子供を「座敷童」ならぬ「林檎童」に。
北の地の林檎の妖精です。アルルカンではありません。
キットボディで、お座り専門です。
ボディの中には一部重りとして、まるで深紅の血の結晶のようなガラスのペレットが入っています。
ボディの布は藍染め。出来れば「こぎん刺し」を施したかったのです。
庶民がウールを持てなかった時代、雪深い津軽地方では目の粗い麻の着物しか無かったそうです。
寒さを防ぐため、女たちは粗い布にびっしりと刺繍を施しました。
寒さを凌ぐための副産物であるはずの文様が、とても美しく見事です。
遠野は南部地方なので、「こぎん刺し」はやっていなかったかもしれませんが、
雪深い里山の雰囲気を出したかったのです。
結局は技術が無くて断念。だいぶ難易度を落とし、刺し子をしました。
これはこれで、可愛く出来たかな。
第8回・和の創作人形 倉敷ひいな展に参加いたします。_c0130996_02355115.jpg

もう一つの新作は、日を改めて紹介いたします。

by kinsunago | 2014-02-22 02:45 | 告知