水木しげるさんのこと

妖怪界のドン、水木しげる氏があちらの世界にお引越ししてしまいました。
主題歌を歌っていた熊倉一雄さんも今年亡くなりましたね。

私の年代50歳前後は、特に色濃く水木氏の世界に影響された人が多いのではないでしょうか?
もちろん私もそう。
小学生の夏休み、昼寝から目覚めて、汗をかいた肌に風が涼しく感じる頃、
あの下駄の音が流れてくるのです。
4時から1時間、「ゲゲゲの鬼太郎」第二シリーズの再放送を数年間毎年やっていた記憶があります。
後に何度も新しいシリーズを作っていますが、鬼太郎は第二シリーズが一番!
物語、雰囲気共に最高傑作です!
細かいことかもしれないけど、一般の村人も水木さんのキャラクターでなきゃあの不気味な感じは出せません。
後のシリーズでは妖怪以外の人は、普通の可愛いアニメ顔になっているのです。
また、お気に入りなのは、数年前に深夜にやっていた「墓場鬼太郎」。
大人向けの作品です。全てが不気味で、鬼太郎自身もちっとも正義の味方ではない。
容赦ない作りになっていて、とても楽しめました。
ツタヤで借りて、もう一度見たいと思ったけど、見つかりません…。

6年生の頃、運動会で仮装行列をすることになり、
髪型が同じという理由だけで、鬼太郎役をやることになってしまいました。
そんなに小さい目じゃダメだ!という男子の屈辱的指摘により、紙で描いた目玉を貼り付ける羽目に。
いつもはパッチン止めで止めている前髪を垂らし、紺色のベストに黄色いガムテープを縞状に貼り付け、
やはり紺のポロシャツとズボンを男子に借りました。
機転のきく友達が、運動会を見にきていた知らないおじさんから下駄を借りてきてくれました。
その下駄は、歯が高くて何とも立派で。かなりグレードが上がりました。
私の演技を除いては、中々の完成度でした。恥ずかしかったので、モジモジしてしまったのが悔やまれます。
そんなこともあり、鬼太郎は自分にとって特別な存在でした。
半世紀も生きていると、段カットにしたり、ソバージュにしたり、ショートでパーマかけたりと、
その時々髪型も変わっていたはずなのに、気づくと2年ほど前から小学生の時と同じ髪型になっていました。
鬼太郎、今でもすぐ出来そうです。もっとも展示前には砂かけばばあの方が近いですが。
ところで、私は目玉おやじの真似が、もの凄く上手いんです!と自分で言ってしまうほどこの物真似に関しては自身があります。
声優の田の中勇氏が亡くなった今は、是非私にやらせていただきたいとまで思っています。笑
あの声で、色んなセリフを言えますよ!

数年前、朝の連ドラでやった「ゲゲゲの女房」。
はまってしまい、録画含め毎日3回見ていました。
向井さん素敵❤️とファンになったつもりが、ゲゲゲ以降のスタイリッシュな向井さんは、全く萌えないのです。
その時、私は気付きました。私が愛していたのは、向井さんではなく水木しげるさんだということに…。

4月に引っ越してしまいましたが、
水木さんの住んでいた調布市と隣接する府中市に27年住んでいられたことに感謝しています。
水木しげるさんのご冥福をお祈りいたします。

同じような内容を昔の記事で書いてました〜。

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冬のお気に入りスポット。


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# by kinsunago | 2015-12-14 00:56 | 日常 | Comments(2)

軒下の住人と蜜柑の木

6日、ギャラリーMalleでのグループ展「火の鳥とキツネのリシカ」展、無事に終了いたしました。
ご来場、SNSでのいいねやリツートなど誠にありがとうございます。
すっかりブログはご無沙汰でしたが、こちらも書いていきたいと思います。

キツネのリシカ展の作品を深夜一人で制作していると、
コツコツとか、ゴトッとか音がしていることがありました。
外に野良猫や鳥でもいるのかな、なんて気に止めていなかったのですが…。
ある日からその音が激しくなってきました。というより、軒下に何かいるというほどはっきりとしたもの。
ネズミ?だとしたらかなり大きいです。
あくる日の明け方、聞きなれない「ピィ〜ピィ〜」という鳴き声が、寝室のすぐ下から聞こえてきました。
私は飛び起きて、通気口から軒下を見るため庭に出ますと、見慣れないシルエットの動物の後ろ姿。
追いかけていくと、その獣はこちらを振り返りました。
じっと3秒ほど見つめ合う獣と私。
見たことがない顔だったけど、この辺に出ると聞いたことがあるアレではないか?
急いで、ネットで調べてみました。やはりあの「ピィ〜ピィ〜」という鳴き声の主、
ハクビシンだったのです。
即駆除業者に連絡し、見に来てもらうと、ハクビシンに間違えないとのこと。
天井裏や軒下に刺激臭を霧状に噴霧して追い出し作戦をしてもらい、出入りしていたらしい穴を塞いでもらいました。
庭には蜜柑の木があり、ハクビシンの大好物だそうです。
やはり蜜柑が大好物のSスケと私が毎日大量に食べていて、蜜柑代が浮いたと喜んでいたのですが、
ハクビシン駆除に9万以上もかかってしまいました。高い蜜柑代になってしまいました。トホホ…。

ハクビシンは家族で生活していて、夜中にお父さんが食べ物を取りに出て行き、
朝戻って来て寝ぐらで過ごすそうです。
追い出し作戦の時は、お母さんが子供をくわえて出て行き、最後の一匹を移し終えるまで、親は子供を見捨てないそうです。
なんだかハクビシンの家族愛にやられてしまい、シーンとした家に少々寂しさを感じてみたり。
色々な菌を媒介するらしいので、家に置いてやることは出来ないのですが…。

キツネという野生動物が活躍する民話をテーマにした作品を作っている時に起こった、ハクビシン騒動でした。
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# by kinsunago | 2015-12-10 11:48 | 日常 | Comments(0)

ぼらん・どぉるさんへ、岡田好永さんの個展を見にに行ってきました。
フォルム、色合い、イメージ全てが、奥が深く素晴らしかったです。
猫のシリーズ、何ともいえず可愛らしい〜!
正面にあった柱時計風のオブジェも素敵でした。
柱時計のお家に住んでいる、小さなビスクドールも岡田さんの作品。
きゅんとします。
中に仕掛けられたオルゴールを聞かせていただきましたが、驚くほど良い音色。
曲を変えて、3曲くらい演奏してくれます。
人形とオルゴールが好きな私は気絶しそうでした。
ああ、素敵な家だったら…お金があったら…欲しい!

様々な素材を使いこなし、ほとばしるような豊富なイメージ。
落ち着いた色調なのに、色が踊っている。
素晴らしい個展でした。是非ご覧ください。お勧めです!
30日まで。(火曜日は定休日)
http://www.dolsballad.co.jp

それから、遅くなってしまいましたが、「倉敷ひいな展」終了しました。
沢山のご来場、ありがとうございました。
実は、私も突如思い立って倉敷に行ってきました。
一泊二日の旅の話は、またの機会に。

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# by kinsunago | 2014-03-20 01:43 | おでかけ | Comments(0)

倉敷ひいな展 出品作品

もう一つの新作は「白馬」です。「遠野物語」より。
過去に何度も訪れてはいるけれど、昨年の夏には久々に旅行して、さらに遠野が好きになり、
「遠野物語」をテーマにした作品を作りたいと思っておりました。
特にオシラサマの怪異で美しい物語が好きで、箱ものを作ろうと白馬のトルソを作り始めました。
箱の中には娘も入れて、背後には桑の木に赤い絹糸が絡められているという構想。
ちなみに、オシラサマはこんなお話です。

東北地方には、おしら様の成立にまつわる悲恋譚が伝わっている。それによれば昔、ある農家に娘があり、家の飼い馬と仲が良く、ついには夫婦になってしまった。娘の父親は怒り、馬を殺して木に吊り下げた。娘は馬の死を知り、すがりついて泣いた。すると父はさらに怒り、馬の首をはねた。すかさず娘が馬の首に飛び乗ると、そのまま空へ昇り、おしら様となったのだという。「聴耳草紙」にはこの後日談があり、天に飛んだ娘は両親の夢枕に立ち、臼の中の蚕虫を桑の葉で飼うことを教え、絹糸を産ませ、それが養蚕の由来になったとある。以上の説話から、馬と娘は馬頭・姫頭2体の養蚕の神となったとも考えられている。ーWikipediaより


臼の中の虫は馬の顔に似ているとした記述も見たことがあります。
蚕の画像を見てみると、確かに似てるような気もします。

白馬の瞳はキラキラと輝くカットグラスで、悲しみと慈愛を湛えよう、
美しい娘が恋するんだから、格好良くしなくちゃね、なんて思いながら作っていると、
だんだんと首を切られた白馬が、新しい体を希望しているような気がしてきました。
色々と仕込んでいたのに、途中で変更するのは時間的にきつかったのですが、
私も人形作りの端くれ、人形(馬形)の指示には従わなくてはなりません。
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天に上った白馬は生まれ変わって、娘との愛を成就させたという物語になりました。

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# by kinsunago | 2014-02-25 03:42 | 創作 | Comments(0)

2014年2月22日(土)から3月2日(日)まで、
岡山は倉敷で行われる「第8回・和の創作人形 倉敷ひいな展」に参加いたします。
倉敷美観地区内ギャラリー十露本館
平日11:00〜16:00
土日10:30〜17:00
http://hiina2007.web.fc2.com
総勢40名近くの参加作家さんがいらっしゃいます。

荷物を出す際、雪の影響で、何日もかかるかもと言われショック!
初日には間に合わないかもと心配しましたが、
追跡したら、今日のお昼には無事着いたようで、一安心しました。
今回は小さなブースを希望したのですが、家で試しに並べてみるとぎっしり。
飾り付けしてくださった方にはご迷惑かけたかもしれません。
色々感謝しつつ、お手数おかけいまします。

出品作は新作2点、何回か登場の「こけし3姉妹弟」です。
あまりにきつい場合は、「こけし3姉妹弟」はお休みいたします。
正直、見た目は全て「和」ではないかもしれませんが、
素材やテーマに私なりの「和」を盛り込みました。
今回の展示の隠しテーマは自分流「遠野物語」。

ずっとモチーフとして作っている林檎頭の子供を「座敷童」ならぬ「林檎童」に。
北の地の林檎の妖精です。アルルカンではありません。
キットボディで、お座り専門です。
ボディの中には一部重りとして、まるで深紅の血の結晶のようなガラスのペレットが入っています。
ボディの布は藍染め。出来れば「こぎん刺し」を施したかったのです。
庶民がウールを持てなかった時代、雪深い津軽地方では目の粗い麻の着物しか無かったそうです。
寒さを防ぐため、女たちは粗い布にびっしりと刺繍を施しました。
寒さを凌ぐための副産物であるはずの文様が、とても美しく見事です。
遠野は南部地方なので、「こぎん刺し」はやっていなかったかもしれませんが、
雪深い里山の雰囲気を出したかったのです。
結局は技術が無くて断念。だいぶ難易度を落とし、刺し子をしました。
これはこれで、可愛く出来たかな。
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もう一つの新作は、日を改めて紹介いたします。

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# by kinsunago | 2014-02-22 02:45 | 告知 | Comments(0)